今朝のフィレンツェも、相変わらずどんよりとした空模様です。毎朝、外を見てため息をつく毎日です。それでもフィレンツェの町は観光客でいっぱい。今朝は雨が降っていないせいか、いつもより人が多い気がします。DUOMOのすぐ側のとても雰囲気のある路地を入るとすぐGROMが見えてきます。
今朝は、ジェシカさんとマリアンナさんが研修のお相手をしてくれます。
私達が着いてすぐにマリアンナさんが「カフェを買いに行くから、あなた達も何がいいか言って頂戴。」とエスプレッソコーヒーを買いに走っていきました。
イタリアでは、仕事中と言えどもカフェを飲む習慣があります。
マリアンナさんがいない間にも、今朝は気温が昨日と較べて3度くらい上がったせいか、お客さんが次々に入ってきます。日本人のお客さんがやって来ました!ジェシカさんは生徒さんに「失敗してもいいから、がんばってやってごらんさい。」と指示をします。
生徒さんもこの3日間で、すっかり全てのフレーバーについて説明が出来るようになっていて接客もスムーズです。さらには、難関のコーンの上にジェラートを盛る所までこなせました!ジェシカさんも、その様子を見て安心したのか、「バッチリよ。そのまま続けて頂戴。」と一言。生徒さんも、心の中ではドキドキしながらも見た目にはすっかりスタッフの一員です。
そこにマリアンナさんがカフェをテイクアウトして帰って来ました。皆でカフェをさっと飲んで気分転換をしてから、今度は後10分ほどで到着する18名のアメリカ・イリノイ大学の学生さんに行うデモンストレーションの用意をします。ジェラートマシーンの周りをすっきりさせて、試食のスプーンを並べ、ジェラートマシーンに材料を入れ作動させます。ジェラートマシーンに材料を入れてから、出来上がりまで15分ほどかかるため、予め時間を見て用意をしておきます。
やってきた食品栄養学科の学生達に一生懸命説明するマリアンナさん。その横で、一生懸命その説明を聞きながら、アシスタントをするジェシカさん。
次回は彼女も説明をしないといけないらしく、真剣な表情で聞いています。
『GROM』社はジェラート自体が無添加でしかも素材を厳選し、生産地から直接仕入れたり、可能な限り自社生産する会社です。さらには、エコロジー重視の会社で、実際に彼らが使っているスプーンや袋なども全て自然に分解するマテリアルで作られています。
2人のスタッフがデモンストレーションをしている間、生徒さんが一人で次々と接客をこなしていきます。すっかりスタッフから信頼された生徒さん、ホットチョコレートの注文までもこなしていきます。
帰りは笑顔で「A DOMANI!(また明日!)」。今日の接客ですっかり自信を持った生徒さん。通訳の私までも、研修を受ける間にすっかりGROMジェラートのファンになってしまい、250gのお持ち帰りまで買い込んでしまいました。ジェラートは人を幸せにするパワーがあるような気がします。
イタリア料理留学、イタリア料理修行、イタリア長期留学、イタリア短期留学はフィレンツェ料理学園へ