シェフ養成コースが始まって1ヶ月、学生さんは、およそ半分のカリキュラムをこなしてきました。今日はこれまで学んだことの集大成とも言える、特別な日の特別な料理の数々を調理します。特別な日の料理とは、イタリアで日曜日や祝祭日に食べる料理のことです。キリスト教や家族とのつながりを重視するイタリア人は、安息日に当たる日曜日や祝祭日の食事を、家族とともにゆっくりと時間をかけてとります。今日のテーマは、家族が顔を合わせる特別な日を彩る料理なのです。
特別な日にふさわしく、時間も手間もかかる料理が並びます。学生さんたちは、きびきびと自分の担当の料理をこなしていき、手の空いた人は他のグループと声をかけあい手際よく調理を進めていきます。1ヶ月レッスンをこなしたからこそ、イタリア料理の基本的な技術が身についているのはもちろん、クラスメートとの親交や信頼も生まれているのがわかります。
その合間には、フランチェスコ先生からの指示や、今日作る料理のバリエーションや由来についての説明があるため、気を抜くことはできません。学ぶことは本当にたくさんあります。これらの知識が将来学生の皆さんの自信や経験の源となっていくことでしょう。
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