キャンティへ、アグリツーリズモ研修に行きました。
アグリツーリズモとは、農園や農家の方達が宿泊施設を営んでいるものです。
宿泊で自然を楽しむ以外に、その土地で取れたものを使って料理教室をおこなったり、
季節によってはオリーブやぶどうの収穫など貴重な体験をすることができます。
今回行ったキャンティのアグリツーリズモ先は、 ワイン、野菜、オリーブ畑とそれぞれ広い土地が広がる雄大な農園です。
施設は1500年代から続く建物で、1900年頃から本格的にワインを作り始め、今ではその多くがDOCGに認定されています。
主に地下のワイン蔵で酒造しています。
広々した酒造で、温度はひんやりと一定に保たれています。
ワインは10ヶ月の早熟タイプから、3年以上の熟成タイプまで様々です。
また、ヴィンサントが特徴的なワイナリーでもあります。
ヴィンサントとは、聖なるワインという意味で、トスカーナの代表的なデザートワインです。
ここでは、何十年も同じ樽を使って、オリのもとを保ったまま、同じ味を作りだしていきます。
香りが良く、甘すぎないのが特徴です。
ワインのテイスティングもしました。
同じキャンティワインでも、畑の標高によってブドウの味が違います。
樽にもこだわりがあり、赤ワインにはタンニンが弱いフランスの木を使ったり、 ヴィンサントには栗の木の樽を使用しています。
ここで取れたオリーブオイルは、トスカーナ州で1位認定されました。
また農園で取れた、オーガニックなじゃがいもやズッキーニを使った料理を一緒に味わうこともできました。
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