シェフ養成コース ピザレッスン

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本日はピザレッスンです。イタリアの国民的料理であるピザのレッスンは、イタリア料理を学ぶ上でとても重要な授業です。全国に数多くあるピッツェリアですが、見た目は同じように見えても、それぞれ独自のこだわりがあります

今回は、基本的なピザの作り方を学びました。まずは生地作りです。機械で大量に作るので、小麦粉と水の配合率を覚えます。マエストロは分量を測らずに、長年の経験と感覚で微調整をしていました。粉の種類も様々です。今回は、Tipo00(00タイプという挽きの細かい粉)を使用したので、触った感触はとてもさらさらで、ダマになりにくいタイプです。オリーブオイルは最後に入れ、機械から取り出します。大きな生地の塊から、一つ分にカットし、丸めます。中身を出すように、上面を滑らかにして、後ろで包みますが、見かけよりもなかなか難しい作業です。

丸めたら発酵させます。発酵時間は最低でも24時間くらい必要です。今回はすでに出来上がったものを用意していたので、発酵前との膨らみ方とやわらかさの違いを確かめました。

使うチーズの種類も豊富です。今回はモッツアレラ、スカモルツァ、パルミジャーノの3種類を使いました。次にかまどの温度を確かめますが、季節や湿度によって調整が必要です。本日は400度で焼きました。お店では、開店時間から逆算し、作業する時にちょうど良い火加減になるよう、かまどに火を灯します。そしてかまどの中の薪の位置と温度の関係、どこが一番高温で、どの位置にピザを何個置けるのかなどを覚えます。マエストロのデモンストレーションのあと、ピザの入れ方、まわし方、かまどから取りお皿へ盛る流れまでを生徒さん一人一人が実践していきます。

丸型の普通のピザ、四角いもの、中が空洞になるもの、中に挟んでから焼くものそれぞれ名前が違い、ひとつひとつ実践しながら説明してくれます。

ピザ一つ焼くだけでもなかなか難しく、生地の厚さやソースの量、火の位置など、ささいなことで焦げたり破れたりしてしまうこともあり、苦戦する人もいましたが、全員成功することができ、美味しく焼き上げることができました。今回は、包丁や鍋といった器具を使うことなく、こねたり丸めたり、すべて自分の手で作り上げるものなので、生徒さんもいつも以上に、楽しんでレッスンを受けている姿が見られました。

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