「楽しみながら仕事をする」イタリアで学んだ生き方とは?ジェラートコース卒業生西野さんインタビュー

FCAS卒業生 インタビュー 西野大輔さん

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本場のジェラートを学びたい!と、イタリア・フィレンツェに2016年に留学した西野大輔さん。
帰国後は自身のジェラテリアを岡山県・倉敷市にオープンし、行列が絶えないジェラテリアにまで成長させました。
イタリアへ渡った経緯、そしてイタリアで学んだ生き方とは?西野大輔さんにお話を伺いました。


Q1 : イタリアに行こうと思ったきっかけは何でしたか?

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もともとは牛乳の宅配の仕事をやっていましたが、余った牛乳で何かできないか、と考えアイスを作ったのがきっかけです。
独学でジェラートを作っていましたが、独学に限界を感じ学ぶなら本場だ!と思い、イタリアでジェラートを学ぶことを決意しました。

2016年の春に問い合わせをして、半年で語学や飛行機の準備をしてその年の10月にはイタリアにわたっていましたね。


Q2 : ジェラート作りのレッスンはいかがでしたか?

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イタリア人の働き方が、日本人と全然違っていたのが、とても驚きました。
だって「仕事は楽しんでするもの」というスタンスなんです。

工房で音楽をかけながらジェラートを作っているんですよ。びっくりですよね。
「この味はクラシックの気分、この味だとロックかな」なんて言いながら音楽がかかっている。

日本は効率ばかり考えて無駄なく仕事をしているのに対して、イタリアは雑談しながらもポイントは押さえていて、きっちりできている。
生活の中に仕事があるイメージです。
日本だと、生活するために仕事しないと、という感じだったので全然違うなと感じましたね。


Q3 : レッスンで印象に残ったことは?

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実は41才で向こう(イタリア)に行き、そこで42才の誕生日を迎えたんですが、42才の誕生日に、なんと、ジェラートのケーキを先生が作ってくれたんです。

42才の誕生日は忘れられない誕生日になりましたね。

あと、言葉の面で苦労することもありましたけど、先生とは片言の英語でコミュニケーションを取って、意思疎通をしていました。懐かしい思い出です。


Q4 : ご自身のジェラテリアについてお聞かせください。

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帰国して2年後、岡山県の倉敷市にジェラテリアをオープンしました。 お店は倉敷の保存地区にあるのですが、周りが昔ながらの日本の家屋の中、店だけが洋風で目立ってます(笑)
お店の内観や外観は、イタリアにいた頃にたくさん街歩きをして研究しました。
イタリアは、何もかもがいちいちオシャレですからね。

今ではありがたいことに、県外からも通ってくれる方が出るほどです。多い時は1日320人の方が来てくださっています。


Q5 : すごいですね!人気の秘訣を教えてください。

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やはり味にこだわっているところでしょうか。
イタリアで食べた味を再現できるように努めています。


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また、あと味を意識しているんです。
ジェラートを食べた後に、水分が欲しくなったりしないように、風味はしっかり感じるけど、甘ったるさが残らないように工夫しています。


Q6 : 今後の展望などありますか?

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ジェラートを使って新しい表現など、色んな事にチャレンジしていきたいと思っています。 これまでに、地元の高校に年に一度講師としてジェラートについて教えに行ったり、また自分の子供の通う小学校で理科の授業でジェラート作りを教えたりしています。

高校生にはジェラート作りだけではなく、自分のイタリアでの留学生活の話などもして。
感想文に目を通すのも楽しみだったりします。

イタリアは1店舗1店舗が個性があふれていて、そこに魅力を感じていました。
日本では個人店はなかなか難しいのが現状ですが、最近ではやる気に満ちた若い人も増えてきているので、お客さんも楽しめる形でウィンウィンな関係を何かできないか…模索中です。


Q7 : 素晴らしい構想ですね。応援しています!それでは、最後にこれから留学をされる方に向けてメッセージをお願いします。

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勉強はもちろんですが、勉強以外にもたくさんの経験をしてください。
街や人、文化に触れていっぱい学んでほしい。

イタリア人は生き方が本当に素敵です。

人生は楽しんだもんがちです。
目先のことに囚われて、大事なものを見失わないでください。

そして、イタリアでイタリアを存分に感じて帰国したら、うちの店に来てください。
イタリア話で盛り上がりましょう!


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話している言葉の端々から、イタリアやジェラートへの愛が溢れだしていた西野さん。

「楽しんで仕事をする」というイタリアのスタイルを取り入れ、自身の工房でも音楽をかけたり、下の名前で呼び合うなど、「楽しく」仕事をするスタイルを取り入れています。

また、枠にとらわれず次々と新しいジェラートを生み出す探求心。
そして、お客さんの笑顔を考えたお店作り。
西野さんのジェラテリアが人気の秘訣がお話を伺う中で、ひしひしと伝わってきました。

40-50キロ離れた場所からも通うお客さんがいるほど、たくさんの人を魅了する西野さんのジェラート。


ぜひ一度訪れて、西野さんとイタリア話で盛り上がりたいですね!

西野さん、本日はお忙しい中素敵なお話をありがとうございました。
今後のご活躍も楽しみにしています!



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GELATO OBLATE(オブラーテ)
西野 大輔(ジェラテリアオーナー)

住所:岡山県倉敷市玉島3-9-24
Tel.: 080-9130-4400
営業時間:
11:00〜18:00(冬季は〜17:30)※売切れ次第終了
定休日:月・火曜日(月曜日が祝日の場合は営業、水曜日に振替休日)
リンク : [ Instagram ]


ジェラートコースについて気になる方は、お気軽に こちら より お問い合わせください☺️
お待ちしています。




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